琥珀の話

琥珀はおよそ3,000-5,000万年前の針葉樹の樹脂が化石化したものです。
樹脂が流れ出た時に、昆虫類を包みこんでいる場合があり、昆虫の入っているコハクは珍しく貴重で数千万年前の世界をのぞくことができます。

宝飾にはバルト海沿岸部およびウクライナで採掘されたものが主に使われます。
コハクの色で多いのは、ウイスキーのような色(よくコハク色といわれるもの)、乳白色、淡い黄色です。

琥珀の成分は「こはく酸」などの樹脂酸であり、有機質であるから厳密には鉱物ではないが、石炭、石油とともに、有機鉱物とよばれることもあります。

比重は1.07前後のため海水に浮きます。
琥珀の大きな玉のネックレスをしていても意外と重たくなく肩がこったりしません。
琥珀を手にとってみると軽く、温もりを感じることができます。